✈️Voyage 81. Shibaのエアラインパイロットなっちゃった大冒険記

query_builder 2026/07/21
パイロット 飛行機 フライトスクール 習い事
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怒涛のマレーシア編

Ⅲ. フライトスクールの空気


Malaysia Flying Academy(MFA)での生活が始まり、最初に感じたのは独特の空気感でした。

静かな学校を想像していましたが、実際はまったく違います。

ブリーフィングルームでは誰かがチャートを広げ、誰かがチェックリストを確認し、誰かが天候を調べている。

教室のあちこちから英語が飛び交い、一見すると騒がしく感じます。

しかし、それは雑談ではありません。

その場にいる全員が訓練に集中しているため、自然と生まれる「訓練の音」でした。

今思えば、あの独特の緊張感こそフライトスクールらしい空気だったと思います。




私たち7人は一期生として、毎日同じメンバーで授業を受けていました。

まるで一つのチームのような存在です。

誰が順調なのか。

誰が苦戦しているのか。

毎日顔を合わせているからこそ、お互いの状況が自然と分かる距離感でした。




教官の多くはインド系で、中にはターバンを巻いたシーク教徒のインストラクターもいました。

最初は英語のアクセントに戸惑いましたが、すぐに慣れます。

パイロットの世界で大切なのは発音ではありません。

「なぜ、その判断をしたのか。」

「その根拠は何か。」

論理的に説明できることが求められる世界でした。




ローカルの学生たちとも自然と交流するようになりました。

日本人が珍しかったこともあり、

「どこから来たの?」

「なぜパイロットを目指したの?」

そんな質問を毎日のように受けました。

気付けば、学校では少し目立つ存在になっていたようです。

パイロットというより、

「日本から来た面白い学生」

そんな感じで接してくれることも多く、現地の学生たちとはすぐに打ち解けることができました。




そして海外のフライトスクールでは、人とのつながりも大切な情報源になります。

試験の傾向。

教官ごとの特徴。

勉強方法。

先輩やローカルの学生から得られる情報は、とても貴重でした。

教科書だけでは学べないことが、日々の会話の中から自然と伝わってくるのです。




毎日を過ごすうちに、自分でも少しずつ変化を感じ始めました。

「飛行機を操縦する人」ではなく、

「エアラインパイロットになるための世界」に少しずつ足を踏み入れている。

そんな実感が湧き始めた頃でした。

まだゴールは遠い。

それでも、一歩ずつ夢へ近づいていることだけは確かでした。



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エアラインパイロットの憧れ……。

気づけばローカルの学生たちにもてはやされ、「俺、芸能人に転職できるんじゃない?」なんて本気で勘違いしていたのも、この頃だけでした。😿


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