✈️Voyage 87. Shibaのエアラインパイロットなっちゃった大冒険記

query_builder 2026/09/09
パイロット 飛行機 フライトスクール 習い事
ブログ

✈️怒涛のマレーシア編

Ⅷ. パイロット訓練は「情報戦」だった

7人で始まったMalaysia Flight Academyでの訓練。

最初は、みんな同じようなペースで進んでいくものだと思っていた。

ところが、しばらくすると、はっきりと差が出始めた。

私とコウイチが、ほぼ独走状態。

もちろん、勉強もした。

でも今振り返ると、それだけではなかった。

大きかったのは――

「情報」だった。


海外のフライトスクールでは、教科書を勉強するだけでは足りない。

どの教官が何を重視するのか。

試験では何が出やすいのか。

過去にどんな傾向があったのか。

どこを重点的に勉強すればいいのか。

こうした情報を、どうやって手に入れるか。

これが意外と大きかった。

だから私たちは、とにかくローカルの学生たちと話した。

最初は、

「Where are you from?」

「Japan.」

「Why pilot?」

そんな簡単な会話からだった。

でも、話しているうちに少しずつ友達が増えていった。

一人と仲良くなる。

すると、その友達の友達とも話すようになる。

気がつけば、学校の中にローカルの友人がかなり増えていた。

そして面白いことに、

友達が増えると、情報も増えていった。


「この試験、ここが出やすいよ。」

「この教官は、ここをよく聞く。」

「前回はこんな問題が出た。」

そんな情報が自然と入ってくる。

もちろん、何でも鵜呑みにはしない。

自分でも確認する。

勉強する。

そしてコウイチと共有する。

「これ、聞いたぞ。」

「こっちも同じ話を聞いた。」

「あ、それなら本当っぽいな。」

そんなやり取りを繰り返していた。

一人から聞いた情報が、別の人から聞いた情報とつながっていく。

それを確認して、また次の情報を探す。

いつの間にか、私たちの周りには小さな情報ネットワークができていた。

これが、私とコウイチが先へ進めた大きな理由の一つだったと思う。


一方で、つまさんはかなり学科で苦戦していた。

基本的に一人で黙々と勉強するタイプ。

こちらから話しかけないと、自分から話すこともほとんどない。

だから、

「今、どこまで進んでいるんだろう?」

と思うことも多かった。

同じ学校。

同じコース。

同じ7人。

それでも、勉強の方法や情報の集め方で、これほど差が出る。

そんなことを実感していた。

そしてフクさんは……

不明(笑)。

どこまで進んでいるのか。

何を考えているのか。

どのくらい勉強しているのか。

聞いても、

「あぁ……まあ。」

くらい。

いや、

「そこを教えてくれ(笑)」

である。

でも、それがフクさんだった。


フライト訓練も少しずつ進んでいった。

計器飛行は、最初こそ久しぶりで少し戸惑った。

高度。

速度。

姿勢。

航法。

無線。

やることは多い。

でも、セネカに何回か乗っているうちに、少しずつ身体が慣れてきた。

計器を見る。

機体の状態を感じる。

次の操作を予測する。

そして自然に手が動く。

「ああ、これだ。」

ブリスベンでのIR更新訓練から時間は空いていたが、何度か飛ぶうちに、計器飛行の感覚が戻ってきた。

やっぱり身体は覚えている。


そして今になって振り返ると、もう一つ面白いことに気づく。

この頃、私はまだCRMという言葉を今ほど意識していなかった。

でも、やっていたことを考えてみると……

まさにCRMそのものだった。

一人で全部を抱え込まない。

分からないことがあれば、人に聞く。

経験のある人から情報をもらう。

ローカルの仲間とコミュニケーションを取る。

そこで得た情報をコウイチと共有する。

そして、自分とは違う視点を取り入れて判断する。

つまり、

「人」も「情報」も、自分たちが持っているリソースとして活用していた。

当時は、そんな難しいことを考えていたわけではない。

ただ、

「せっかくマレーシアまで来たんだから、現地の人と仲良くなろう。」

「分からないことは聞けばいい。」

それだけだった。

でも今になって思う。

これって、まさにCRMじゃないか。


7人で始まったマレーシアでの挑戦。

同じ学校。

同じ夢。

それでも、進み方は全員違った。

私とコウイチは、人とつながり、情報を集め、先へ進んでいった。

つまさんは学科で苦戦。

フクさんは……

相変わらず不明(笑)。

でも、それぞれが自分なりの方法で、エアラインパイロットへの道を進んでいた。

そして私は、まだ知らなかった。

この先、訓練が進むにつれて、7人の差がさらに大きくなっていくことを。


今回はここまでにします……。

✈️ エアラインパイロットの憧れ……

海外でパイロットを目指すなら、勉強だけではなく、現地の人とのコミュニケーションも大きな武器になる。

言葉が完璧じゃなくてもいい。

まず話してみる。

友達を作る。

分からなければ聞く。

そうすると、教科書には載っていない「現場の情報」が少しずつ集まってくる。

今思えば、この頃から私は、知らず知らずのうちに**「人と情報を活用して飛ぶ」**という、パイロットにとって大切な考え方を実践していたのかもしれない。

そして――

情報は、聞いたもん勝ち! 😿✈️


🇲🇾 Shibaのマレーシア豆知識

マレーシアのフライトスクールでは、世界各国から来た学生たちと一緒に学ぶことができました。

国籍も文化も違う。

だからこそ、積極的に話してみると、思わぬところから貴重な情報が入ってくる。

海外で学ぶ醍醐味は、教室の中だけではない。

そんなことを実感したマレーシア時代でした。 🇲🇾✈️


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