✈️Voyage 75. Shibaのエアラインパイロットになちゃった大冒険記

query_builder 2026/06/06
パイロット 飛行機 進路相談 フライトスクール 習い事
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✈️ 立ち止まっていたわけじゃない…


日本に戻ったあとも、しばらくは何も動けなかった。


空港からの帰り道。


見慣れたはずの街が、どこか他人のもののように見えた。


現実に戻ったというより――


別の世界に降ろされた感覚に近かった。


スーツケースを部屋の隅に置いたまま、数日が過ぎた。


何をすればいいのか。


どこからやり直せばいいのか。


答えは、すぐには出なかった。


やがて、ひとつだけ冷静に考えられるようになった。


「次、どうするか…」


海外での道は、現時点では万策尽きた。


では、日本で何ができるのか。


頭に浮かんだのは、「フライトインストラクター」という選択肢だった。


一度は考えたことのある道だ。


だが、アメリカでつまずいた直後だったこともあり、冷静に条件を並べていくうちに違和感がはっきりしてきた。


時間。


収入。


キャリアの広がり。


どれも、自分が求めている方向とは少しずつズレていた。


もちろん、それが間違いというわけではない。


ただ、自分には当てはまらないプランだと感じた。


自分が目指していたのは、あくまでエアラインパイロットだった。


当時の自分には、教官の道が最短ルートには思えなかったのである。


そうなると、選択肢は一つしかなかった。


資金を作る。


もう一度、次のチャンスに備えるために。


遠回りでもいい。


時間がかかってもいい。


まずは立て直そう。


そう決めた瞬間、頭の中が少しだけ整理された。


最初に思い浮かんだのは、以前働いていた飯田橋の居酒屋だった。


勝手も分かっている。


人も知っている。


だが冷静に考えると、通勤や勤務時間を含めて効率が良いとは言えなかった。


目的はただ一つ。


資金を作ること。


そこで目を向けたのが、同じグループの東京・八重洲店だった。


通勤しやすく、勤務時間も長い。


以前銀座で働いていた店舗と業態も似ていて、すぐに戦力になれる。


ここなら、もっと働ける。


もっと稼げる。


そう判断して、すぐに応募した。


履歴書を書きながら、ふと思った。


数か月前まで、自分は空の上にいた。


そして今は、地上で次の一手を考えている。


落差は大きかった。


それでも不思議と、完全に折れた感覚はなかった。


滑走路が変わっただけだ。


そう自分に言い聞かせながら、私は再び歩き始めた。


今振り返れば、本当に若かったと思う。


がむしゃらで、一直線で、周りが見えていなかったかもしれない。


それでも、心の奥にある「空への憧れ」だけは消えていなかった。


だからこそ、立ち止まっていたわけではなかったのだ。



✈️ 編集後記


今振り返れば、当時の自分は本当にがむしゃらでした。


「エアラインパイロットになりたい」


ただその気持ちだけで動いていたように思います。


もちろん今なら、もっと効率的な方法やリスクを抑えた選択肢も見えてきます。


しかし遠回りをしたからこそ分かったこともありました。


その経験が、現在Sora Fun Entertainmentで行っているキャリアサポートの土台になっています。



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