ⅸ　さあどうするDecision Making！！

さて、ハンガーから戻り、ついにお待ちかねの値段です。自家用免許で約NZ$10,000（2000年当時のNZ$1＝49円、つまり約50万円）、事業用＆計器飛行（CPL＆IR）で自家用免許費用込みでNZ$40,000、約200万円です。ちなみに2024年現在、日本で自家用免許を取るには300万～500万円かかると聞きました。日本でこの値段とは驚きです。本当にあの時やっておいてよかったと思います。

半信半疑でしたが、幸い起業資金のおかげでまずは様子見で自家用免許を取り、行けそうなら事業用、双発計器免許を取ることにしました。これがいわゆる意思決定というやつです。私は大学で工学部を卒業しており、数学や物理は得意でしたので、何とかなるだろうという根拠のない自信があったのを覚えています。

ⅹ 一時帰国＆学生ビザ申請

いろいろあって起業は中止し、長期滞在することになったため、学生ビザが必要になりました。当時は学校法人になりたて（かつては会員制のフライトクラブ）で、何とか学生ビザが下りるとのことで、一度NZを出国しなければなりませんでした。同席していたトモにもすぐクライストチャーチに戻ると伝えて、すぐさま帰国しました。

ⅺ 予期せぬ問題勃発

帰路の機内で思い出したのは、『そういや親にどう説得しよう…』ということ。案の定、家に帰って事情を話すと、母親が『あんた何考えてるの！！！パイロットなんてなれっこないでしょ』と怒鳴りました。それでも、猪突猛進な私は親の反対を聞き流し、淡々と学生ビザの申請に着手しました……今日はここまでにします。

ちなみに私の母校はIAANZです。

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