✈️Voyage 85. Shibaのエアラインパイロットなっちゃった大冒険記

query_builder 2026/08/22
パイロット 飛行機 進路相談 フライトスクール 習い事
ブログ

✈️怒涛のマレーシア編

Ⅵ. それぞれの「PASS」


マレーシアで迎えた、人生初のDCA学科試験。

試験を終えたからといって、私たちの生活が大きく変わるわけではなかった。

Malaysia Flying Academyでは次の科目の授業が始まり、放課後は予習と復習。

結果は気になる。

でも、待っているだけでは前に進めない。

私はコウイチと、お互いのコンドミニアムを行き来しながら勉強を続けていた。

分からない問題を教え合い、過去問を見比べ、集めた情報を共有する。

今振り返ると、この頃からすでに「情報を共有すること」の大切さを実感していたのかもしれない。


📩 ついに届いた試験結果

数日後。

授業を終え、何気なくメールを開く。

受信箱には、DCAから一通のメールが届いていた。

「来たか……。」

深呼吸をして、メールを開く。

そこに書かれていたのは――

PASS

人生で初めて受験したマレーシア航空当局の学科試験。

最初の2科目を無事に突破することができた。

思わず拳を握りしめた。

もちろん嬉しかった。

しかし、すぐにやることがあった。

当時は、試験結果や訓練の進捗をエージェントのKさんへ報告することが、半ば義務のようになっていた。

私はすぐに電話をかけた。

「Kさん、最初の2科目、合格しました。」

返ってきたのは、いつもの落ち着いた声だった。

「おめでとう。でも、まだ4科目残ってるからね。」

その一言で、自然と気持ちが引き締まった。

一つの試験に合格しても、それで終わりではない。

パイロットへの道は、次から次へと次の関門が現れる。

それを改めて実感した瞬間だった。


✈️ 同じ試験を受けても、結果はそれぞれ

その日の夜。

コンドミニアムでは、自然と試験結果の話になった。

「どうだった?」

「2科目とも受かった。」

「俺も大丈夫。」

あちこちで安堵の声が聞こえる。

そんな中、フクさんが関西弁で笑いながら言った。

「一つ落としてもうたわ。」

アメリカでフライトインストラクターをしていた経験もあり、知識も豊富だったフクさん。

だからこそ、その言葉は少し意外だった。

経験があっても、簡単には合格できない。

DCA学科試験の難しさを改めて感じた。

一方で、つまさんは終始静かだった。

普段から、自分から積極的に話すタイプではない。

勉強も基本的には一人で進めていた。

しばらくして、小さな声で言った。

「……一つも受からなかった。」

同じ授業を受けて。

同じ試験を受けて。

同じ「パイロットになる」という目標を持っていても、結果は同じではない。

この頃から、7人それぞれの進み方に少しずつ差が出始めていた。


🤝 海外での訓練は、勉強だけではない

海外でパイロットを目指していて感じたのは、勉強することと同じくらい、人とのコミュニケーションや情報交換が大切だということだった。

ローカルの学生から聞く試験の傾向。

教官ごとの特徴。

過去問のポイント。

どんな訓練をしているのか。

そうした情報は、教科書には載っていない。

コウイチと一緒に勉強し、お互いに情報を共有していた時間。

今振り返ると、それが後の訓練にも大きく影響していったと思う。

海外で夢を追うのは、ある意味では個人戦。

でも同時に、一人では得られない情報や経験を、仲間と共有することも重要だった。


🍺 クアラルンプール・モントキアラでのご褒美

私たちには、もう一つ楽しみがあった。

試験結果や訓練の進捗を報告するため、ときどきクアラルンプールのモントキアラにあるKさんのオフィスを訪ねることだった。

近況を報告する。

訓練の状況を話す。

学校で起きていることを伝える。

そして、話が一段落すると――

「お疲れさま。今日は日本食でも食べに行こう。」

これが私たちへのご褒美だった。

居酒屋で食べる刺身。

焼き鳥。

枝豆。

唐揚げ。

そして、冷えたビール。

マレーシアに来てから、日本食が恋しくなかったわけではない。

だから久しぶりに食べる日本の味は、本当においしかった。

Kさんは食事をしながら、私たち一人ひとりの話に耳を傾けてくれた。

訓練のこと。

生活のこと。

将来のこと。

そしてまた、

「次も頑張ろう。」

そう思って、私たちはマラッカへ戻っていく。

今思えば、あの時間も訓練生活を続けるための大切なエネルギーだったのかもしれない。


人生初のDCA学科試験。

私にとっては、最初の2科目を無事にPASS。

しかし、7人全員が同じ結果だったわけではない。

順調に進む者。

苦戦する者。

それぞれが、それぞれのペースで前へ進んでいた。

そして私たちの訓練は、まだ始まったばかりだった。

次の試験。

次の訓練。

そして、その先にあるエアラインパイロットという目標。

一つの「PASS」に喜びながらも、私たちはまた次のページへ進んでいく。


✈️エアラインパイロットの憧れ……

異国の地で受け取った「PASS」のメールも嬉しかった。

でも、仲間と囲んだ日本食の温かさは、それ以上に、

「また前へ進もう」

と思わせてくれる、最高のご褒美でした。😿


🇲🇾 Shibaのマレーシア豆知識 ~マレーシアの交通事情~

🚗 車社会の国
マレーシアは車社会。都市間は高速道路が発達していて、私たちもマラッカからクアラルンプールやプトラジャヤへ、専属ドライバーのバンで移動していました。

🛣️ 一方通行がとにかく多い!
初めて運転すると驚くのが、一方通行の多さ。

「目的地は目の前に見えているのに、なかなかたどり着けない……。」

そんなことが何度もありました(笑)。

🚦 日本と同じ左側通行
イギリス統治時代の影響もあり、日本と同じ左側通行・右ハンドル。

日本人にとっては比較的運転しやすい環境です。

🚖 現在は配車アプリが便利
現在のマレーシアではGrabなどの配車サービスが便利。

旅行者でも移動しやすくなっています。

🚗 日本車も大活躍
街中ではトヨタやホンダなどの日本車を多く見かけます。

一方で、マレーシアの国産メーカーであるプロトンやペロドゥアも、現地ではおなじみの存在です。

🇲🇾 マレーシアで運転すると、「目の前に見えているのに着けない!」という不思議な体験ができるかもしれません(笑)。でも、それもまた現地生活の思い出の一つです。 ✈️


関連記事



現役エアラインパイロットによる無料キャリア相談


 現役海外エアラインパイロットが直接対応

 あなたの可能性をリアルに診断

 無理な勧誘なし


そんな方のために、現役エアラインパイロットが無料でキャリア相談を行っています。

お気軽にお問い合わせください。


▶ お問い合わせはここをクリック🖱 ▶


----------------------------------------------------------------------




Sora Fun Entertainment

住所:埼玉県北足立郡伊奈町栄

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG