✈️Voyage 60. Shibaのエアラインパイロットになちゃった大冒険記!

query_builder 2025/10/21
パイロット 飛行機 フライトスクール
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ⅴ.初日オリエンテーション ― 嵐の前の静けさ


扉を開けた瞬間、冷房の効いた空気が頬をかすめた。

小さな教室には、すでに二十数名の受講生が腰かけている。オーストラリア訛りの英語、ニュージーランド風の響き、さらにはヨーロッパやアジアから来た留学生たちの声が入り混じり、ちょっとした国連会議のような熱気が漂っていた。

「ここがAFTか……いよいよ始まるんだな」

胸の奥が少し高鳴る。だが同時に、「大型機? ジェットのシステム? やばい、ついていけるか?」という不安も頭をもたげていた。

やがて、静かに一人の男が前に立った。

ネーサン・ヒンギス。この学校の講師であり、取締役でもある人物だ。

物静かで、落ち着いた声。余計な抑揚をつけないのに、言葉が自然と耳に残る。

「Welcome to Advanced Flight Theory. 今日から皆さんは、新しい挑戦の一歩を踏み出します」
その言葉に、教室全体が一瞬で静まった。

私も思わず背筋を伸ばす。

「今回のコースでは、Aerodynamics and Aircraft Systems, Flight Planning, Navigation, Performance and Loading を扱います。これらは難関科目です。ですが、努力すれば必ず突破できる」

淡々とした説明のはずなのに、不思議と圧があった。

まるで「逃げ道はないぞ」と告げられているような、そんな気配。

周囲を見渡すと、前列に座る元軍人らしき男が真剣な表情でうなずいていた。

一方、私の隣にいたマレーシアから来た青年は、小声で「Did you catch that?」と聞いてきた。

私は曖昧に笑いながら、「…Sort of」と返した。正直、頭の中では半分も理解できていない。

オリエンテーションは施設案内やコースの流れの説明で進んだ。

「コーヒーとビスケットは自由にどうぞ。ただし食べすぎには注意してください」

ネーサンがそう言った瞬間、教室の後方で誰かがビスケットをポケットに滑り込ませるのを、私はしっかり目撃した。思わず吹き出しそうになったが、ぐっと堪える。

こうして初日は終わった。

講義はまだ始まっていない。だが、この教室に漂う緊張感、仲間たちの真剣な目つき、そしてネーサンの静かな眼差し――。

それら全てが、これから待ち構える「本当の戦い」を予感させていた。

校舎を出ると、サンシャインコーストの強い陽射しが目を刺した。

「ふぅ……明日からが本番か」

深呼吸をひとつして、私は空を仰いだ。

そこには、どこまでも澄んだ青が広がっていた。

実を言うと、あらかじめ
Meteorology(気象学)
Air Law(航空法規)
Human Factors(ヒューマンファクター)
これらの教材はマレッサから入手できたので自主勉ということで前もって予習できたことが幸いでした😿 翌日いよいよ人生初のガチマジ勉強の苦行が
始まります…….

今日はここまでにします。

アラインパイロットの憧れ。。。。767のキャプテンはこの苦行に耐えたのね😿


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住所:埼玉県北足立郡伊奈町栄

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