ⅱ「国境を超えて飛ぶために − 書き忘れてた大事な話」
朝、ブリスベン空港に降り立った僕は、電車とバスを乗り継ぎ、ついにサンシャインコーストにあるフライトスクールへと到着した。
スタッフに寮まで案内され、その日からオーストラリアでの新生活が始まった。
・・・と、ここまでが前回の話だったんだけど、
ひとつ大事なことを書き忘れてた!!!
受けるには、CASA(Civil Aviation Safety Authority)発行のCPLが必要に!!!
それは、**ニュージーランドで取得したCPL(商業操縦士ライセンス)**のこと。
実は、オーストラリアでATPLの訓練うけることになるかも😿。
でも、そこは大丈夫。なぜなら——
OZNZ タスマン協定(Trans-Tasman Mutual Recognition Agreement / TTMRA) があるから!✨
✈️トランス・タスマン航空市場とは?
対象地域:ニュージーランドとオーストラリア間の「タスマン海」を越える航空路線
自由化の進展:両国間では航空自由化が進み、複数の航空会社が自由に路線を開設・運航できるようになっています
代表的な航空会社:
ニュージーランド航空(Air New Zealand)
カンタス航空(Qantas)
ジェットスター航空(Jetstar)
ヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)
これはあらかじめクライストチャーチにいたときMUSAUと話していてATPL受けるということで念入りに調べてたのでした😀
この協定のおかげで、ニュージーランドとオーストラリア間では、多くの職業資格が互いに自動で認められる。
つまり、僕が持っていたNZのCPLは書き換えで、そのままオーストラリアでも使えるのだ。
試験も、フライトテストも、インタビューも、一切なし!
必要なのは:
・書類(NZ CAA発行のCPLとIDなど)
・申請用紙
・少しの手数料(確かAU$130くらい)
ブリスベンの空港近辺にあるCASAのローカルオフィスに出向き、
ちょっとドキドキしながら申請を済ませた。
「Hi, I’m here to convert my NZ CPL under the Trans-Tasman Agreement.」
「No worries, mate! Let’s get that sorted.」
オージーのスタッフは慣れた様子で手続きを進めてくれた。
数日後、メールで通知が届くとのことだったので、Advance Flight Theory
の住所に送り先を記載していざサンシャインコーストへの道へと戻りました。
📩 「Your CASA CPL has been issued.」
これで僕は正式に、オーストラリア国内で飛べるCPLパイロットになったのだ。
あのとき感じた喜びは、今でもはっきり覚えている。
「パイロットライセンスが国境を超えるって、すごいことだな」と。
そして、今こうして、ATPLへの道がオーストラリアで本格的に始まっている。
そう、すべてはあの日、タスマニア協定に救われたおかげかもしれない。
さあ、冒険の続きが始まる。
次のフライトは、もっと高く、もっと遠くへ行く前に、サンシャインコーストの街散策について当時の記憶を語ろうと思います。——🛫✨
エアラインパイロットの憧れ。。。。新天地はマジでテンションダダ上がり
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