㊺Shibaのエアラインパイロットになちゃった大冒険記!!

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🌧️天候が悪くても飛行機はなぜ着陸できるのか?〜見えない誘導に従うパイロットたちの世界〜


飛行機で旅をしていて、着陸態勢に入ったときに外が真っ白な雲の中だったこと、ありませんか?
「え、こんな視界ゼロで本当に降りられるの?」と不安になる人もいるかもしれません。
でも、実はそこがプロフェッショナルパイロットの“見せ場”なんです。

✈️ 天気が悪くても旅客機が安全に着陸できる理由――それは「計器飛行方式(IFR)」に基づいた**インスツルメントアプローチ(Instrument Approach)**というシステムがあるから。
これは、パイロットが目ではなく、航空機に搭載された計器と地上の電波誘導を頼りに、滑走路へ導かれる仕組みです。

ちなみに…👀
天気が良い日には、多くのパイロットはあえてオートパイロットを早めに切って、自分のスキル維持のためにマニュアル操縦でアプローチすることもあります。
つまり「自分の手で操りたい!」という気持ちは今でも健在というわけですね😎



🛬インスツルメントアプローチの基本構造

🔹1. アプローチの種類

  • 精密アプローチ(Precision Approach)
     → 垂直方向と水平方向の両方をガイド。代表格は ILS(Instrument Landing System)

  • 非精密アプローチ(Non-Precision Approach)
     → 水平方向の誘導のみ。VORアプローチやNDBアプローチがこれにあたります。


🔹2. アプローチの流れ(3段階)

  1. 初期進入(Initial Approach)
     → 進入経路への準備段階。

  2. 中間進入(Intermediate Approach)
     → 降下しながら位置を調整。

  3. 最終進入(Final Approach)
     → 滑走路に向けて最終降下と整列。


🔹3. 主要な使用機器

  • ILS(計器着陸システム)
     → 滑走路への正確な角度と距離を示してくれる“空の誘導灯”。

  • GPSやRNAV(Area Navigation)
     → モダンな航空機に搭載される高精度ナビシステム。滑走路の形に合わせて最適なルートを提供。


📉気象条件と「最低限度」

飛行機はどんなに高性能でも、“どこまでも降りられる”わけではありません。
すべてのアプローチには**「Minimums(最低限度)」**という基準があります。

これには、以下が含まれます:

  • 視程(Visibility)👁️‍🗨️

  • 雲底高度(Ceiling)☁️

この条件を下回ると、**着陸せずにGo-Around(着陸やり直し)**が必要になります。


📑アプローチチャートって何?

これがまた、航空の「地図」とも呼べるプロフェッショナルツール🗺️
たとえば成田空港のRWY 34L ILSアプローチチャート。一見すると謎の暗号のようですが、パイロットにとっては“命綱”です。

  • Plan View(平面図): 上空からの進入経路

  • Profile View(側面図): 垂直降下ルート

  • Minimums(最低降下高度)ミスアプローチ手順無線周波数などが記載。

ちなみに「34」とは滑走路の方位角。北(360°)から見て340°の方向を向いている滑走路を意味します。


画像


🚀最後に…

たとえ目の前が真っ白でも、パイロットたちは目に見えない電波の道筋を頼りに、精密な手順で滑走路へ導かれます。
それはまるで、“霧の中を進む探検家がコンパスを頼りに帰還する”ような世界。
私たちが快適に、安全に空の旅を楽しめるのは、こうした見えない技術と見事な操縦があるからこそなのです🛫✨


エアラインパイロットの憧れ… 精進あるのみ😿



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